「月極駐車場看板を設置したいが、自分で作ることは出来ないだろうか?」「あまりお金をかけたくないので、コストを抑えて看板を作りたい」
そうお考えの方は多いと思います。確かに板さえあれば、手作りで看板を製作することは可能です。街中でも手作りの駐車場看板を見かけることがありますよね。
ですが、本当にコストを抑えることが出来るのでしょうか?
作ってみないと分からないので、実際に「月極駐車場看板」を作ってみました。手作りする方法をご紹介すると共に、材料費や製作にかかった時間を解説します。
月極駐車場看板を作ってみよう
以前、コスト重視で100均の材料で駐車場看板を作ったことがあるのですが、耐久性はどうだったかというと・・・
木材自体が柔いので、雨が続くと湿気を含み膨張して割れてしまいました。
脚をつけるために上下にビスを打っていたため、逃げ場がなくなってしまったんだと思います。
やはり100均の材料では、屋外用の看板は荷が重すぎたのかもしれません。そこで今回は耐久性も踏まえた手作りの月極駐車場看板を製作します!
月極駐車場看板で使用する材料
耐久性もさることながら、もちろん価格の比較をしたいので、当サイトで販売している、
脚付木枠・鉄クイセット(600×450mm)と同等のものを使います。
面板
月極駐車場看板の面板には看板でよく使われる塩ビ板1mmを使用します。
近くのホームセンターで探したのですが、なかなか良いサイズが見つからず、ネットで見つけたジャストサイズ(600×450mm)の塩ビ板を購入しました。
面板683円+送料2,000円で合計2,683円
木枠・脚
木枠、脚に使う木材はホームセンターKで。
風で簡単に折れてしまわないように45mm角以上の太さは必要です。規格サイズで長さ1,985mmの木材があったので2本購入。
端がささくれていたり、汚いものもあったので5mmほど切り落としました。
そこから横桟520㎜をとり、軽くヤスリがけをすると、残りは約1,450mm。これを縦柱(脚になる部分)にします。
2本ずつ作れば、木枠と脚が全て組み立てられます。
720円×2本 合計1,440円
鉄クイ
縦柱をそのまま地面に打ち込むと、地中の水分で腐ったり虫に食べられたりして、看板が倒れてしまうこともあるので、先に鉄クイを打ち込み、縦柱を針金で括る方法をとります。
鉄クイにはこちらのカラーアングルを使用。
ホームセンターに良いものがなく、これもネットで購入。厚みが3mm、40×40×1000mmのものを使います。
2,871円×2本+送料¥800 合計6,542円
手作り開始
当初、月極駐車場看板の文字はステンシル(型紙を作ってスプレーを吹き付ける)で仕上げる予定をしていましたが、時間と手間がかかり過ぎるので却下!手書き仕様にしました。低コスト+短時間で勝負できそうだったからです。見ようによっては個性的で、どこにもない看板で一目置かれるかも、と欲も出ました。
木枠・鉄クイの白塗り
面板を描く前に下ごしらえ。
木枠はそのままでもいいのですが、雨に濡れて木が腐るのを防ぐため、白塗りをして保護します。白色で統一されるので、見た目もGOOD!
白塗りのペンキは耐水性のあるもでしたら問題ありません。これで見た目と耐久性が上がります。
今回使ったのは「水性多用途EX」です。
100均で買った刷毛とローラーを使いました。
色を合わせたいのでカラーアングルも白色にペイントします。
塗り終わりました!200ml缶を水で少し薄めてキッチリ使い切りました。
後はしっかり乾かします。
白塗り用ペンキ(200ml缶) 599円+送料500円 刷毛 100円 ローラー 100円
面板の作成
脚を乾かしている間に月極駐車場看板の顔、面板の作成をします。使用した材料はこちらのアクリルガジェット絵具です。
黒100円+赤100円 合計200円 (筆は自前)
水性の絵具ですが、乾燥すると耐水性が出る優れもの。実は100均です。赤と黒で200円!
かっこつけて手書き仕様と言いましたが、甘く見ておりました。
実際に書いてみると、上手くいきません。
字がグニャってしまいます。どうしても。
ここは、手書きならではの味がある文字と解釈していただいて、いざっ完成!!
なかなかアートっぽくなったんではないでしょうか?
完全に自己満足です。
木枠組み立て
組み立てはインパクトドライバーを使って木ビスでとめていきます。
簡単そうに思うかもしれませんが、それなりにコツが必要です。なかなか手強いです。
うむむぅぅ!苦戦し30分程かかってしまいました(笑)
ちなみに使用した木ビスは家にあったものを使いました。
後は面板を付ければ完成です。
手作り月極駐車場看板完成
苦戦しましたが、なんとか完成しました!
そしてかかった金額がこちら↓↓↓
<材料費>
面板 2,683円
木枠 1,440円
鉄クイ 6,542円
白塗りペンキ 1,099円
刷毛・ローラー 200円
インク 200円
合計 12,164円(税別)
かかった作業時間は↓↓↓
<作業時間>
木枠・アングルの白塗り 30分
面板製作 180分
木枠組み立て 30分
合計 240分
当サイトに注文すると、脚付木枠・鉄クイセット(600×450mm用)が10,500円、看板はデザイン込みで7,250円なので、合計17,750円(税別)ですから、確かに5,586円お得となりました。
ただ、抑えられたものの、製作するのに240分=4時間を要しました。
いえ、材料の買い出し、木枠の乾燥の時間、用意や片付けの時間を考えると、もっとかかっています。慣れない方がこの作業をするとなると1日仕事です。
つまり、5,586円節約するために一日かけたということになります。
そして、それだけ時間をかけたにもかかわらず、この出来です。
まぁ、初めて作ったにしては上出来、上出来…
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ん?
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ちょっと待って!
月極駐車場看板は「顔」ですよね。
看板を見て、契約するか否かを決める方が多いです。手作りでクオリティの低い看板を見て、契約しようと思うでしょうか?
今回作った看板と、プロがデザインをした看板を並べてみました。
同じ駐車場ですが、看板だけで印象がガラッと変わりますね。
6,000円程を節約するために、丸一日つぶして、その上、契約がとれないとなると、その代償は大きいです。何をやっているか分かりません。
そう考えるとプロに任せる方が得策なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
まとめ:【月極駐車場看板】手作りしてみた!
今回、月極駐車場看板を手作りした結果、材料費12,164円、時間240分でした。
注文すると17,750円なので、 一見手作りした方がお得なようにも見えますが、プロが作る看板は契約をとるためにデザインされた看板です! もし、手作り看板だったが故に、とれるはずの契約が取れないと考えるとその差は大きいかもしれません。
プロがデザインしたデザインをご覧いただいて、今一度ご検討なさってみてください。