よく外国人を目にする地域なので、英語の駐車禁止看板を作りたい。
でもなんと書いたら良いのか分からない。と悩んでいませんか?
この記事では、駐車場看板の専門家が、実際に駐車禁止の表現で使われる英語を8つご紹介します。
「No Parkingでいいじゃん」と思っているそこのあなた。ここで紹介する英語表記を使えば、伝わりやすさが格段に上がります。それは一体、なぜなのでしょうか。
【駐車禁止看板】の英語表記8選
英語で駐車禁止は『No Parking』です。よく目にしますよね!
これだけでも良いのですが、「出入り口につき」「私有地につき」といったように、理由と合わせて「No Parking」を使う方が圧倒的に伝わりやすくなります。理由が分かれば、当事者意識が生まれ、無視できなくなるからです。
だからこそ、この心理効果を使わない手はありません。
ここではよく使う駐車禁止の表現を8つ、英語でご紹介いたします。
無断駐車禁止
「無断」は「断りなく」、ということなので、「permission=許可」という言葉を使用。「without」と合わせて「許可なく」、すなわち「無断駐車禁止」となります。
契約者以外駐車禁止
「AUTHORIZED VEHICLES ONLY」は、「許可車両のみ駐車可」。裏を返せば、「月極契約していないあなたの車は駐めてはいけません、契約者以外駐車禁止」ということですね。
無断駐車禁止は「許可のない車」でしたが、こちらは「許可をしている車のみ」と、似てはいるもののニュアンスが違います。
出入口につき駐車禁止
「CAUTION」は「注意」や「警告」という意味で、まず看板に注目させたい時に有効な言葉です。
下部の「DO NOT BLOCK GATE.KEEP CLEAR AT ALL TIMES.」は、「出入口をふさがないでください。常に何もない状態にしておいて」、すなわち「出入口につき駐車禁止」。
「CLEAR」は「鮮やか」「爽やか」「透明な」という意味で、何もない状態を表しています。
No Parkingを使わない場合
「Parking is prohibited」を直訳すると「駐車が禁止されている」となり、「入口/出口」を表す「entrance/exit」と合わせて、「出入口につき駐車禁止」という意味になります。
「No Parking」という否定的な言葉が使われていないので、威圧感が少ないです。
私有地につき駐車禁止
「ATTENTION」は、先ほどの「CAUTION」と同じように「注意」「注目」といったような意味を持っていますが、「CAUTION」のような強さはありません。
電車の英語アナウンスなどで耳にする、「Your attention, please.」の「attention(アテンション)」ですね。少し注意を引きたい時に有効です。
「prohibited」は「禁止」、「private land」は「私有地」を意味し、「私有地につき駐車禁止」となります。
駐車はご遠慮ください
「Please refrain」は、「ご遠慮ください」という丁寧な表現です。「ここに駐車することはご遠慮ください」という意味です。
デザイン上部にある「NO PARKING」も同じ意味なのですが、イラストと合わせて、さらに丁寧に文章で説明しているイメージです。
ここに車を駐めないでください
これも「PLEASE」を使った丁寧な表現です。「PLEASE DO NOT PARK HERE」は、「ここに車を駐めないでください」なのですが、「DON’T」ではなく、「DO NOT」と2語に分けています。これは、強調をしたいからです。
「お願いだから駐めないで」という、強い表現を避けながらも、強調したい場合にお勧めの表現です。
終日駐停車禁止
「NO STOPPING ANYTIME」は、直訳すると「いつでも止まらない」なのですが、駐車場禁止マークの横に書かれていれば、「終日駐停車禁止」だと分かりますね。
「NO PARKING」ではなく「NO STOPPING」を使っているので停車すら禁止している場所にお勧めです。
レッカー移動されます
デザイン下部の「Unauthorized~~」の和訳としては、「無許可車両は所有者の費用負担でレッカー移動されます」となり、海外ではよく見かける駐車禁止看板です。
日本では個人が勝手に他者の車をレッカー移動させることが出来ませんので、あまり見ない表現です。
ユーモアを交えた表現
中央あたりの「VISUALIZE~~」は、直訳すると「レッカー車で牽引(けんいん)されるところを思い浮かべてみなさい」。
つまり、「駐車禁止って言っているのだから無断で駐めたら車はなくなります。分かってますよね」ということを少し遠回しに言っています。厳しさの中にもユーモアを感じる看板です。
『駐車禁止看板』について、英語表記のデザインサンプルも多数ご用意しておりますので、是非ご覧ください。
駐車禁止看板の効果を上げるデザインの注意点
駐車禁止看板の目的は、もちろん無断駐車をなくすことです。その為には、見てもらってこそ、効果を発揮します。看板を設置するにあたって、注意しておきたいことをまとめました。
注意点1:赤だから目立つ訳じゃない
駐車禁止看板のデザインは、赤+黄+黒の「警告色」を使用することが多いです。その中でも赤色はよく目立ちますので、安易に赤色の看板を考えていませんか?
看板を設置する場所やその周囲に赤色が多いと、埋もれてしまい目立ちません。
設置する場所が分かっている場合、ご注文時に写真をお送りいただければ、弊社デザイナーが目立つお色をご提案します。お気軽にご相談ください。
色についてはこちらでも詳しく説明しています!是非ご覧ください。
注意点2:具体的に表示
「ここは駐車禁止」という事さえ伝わればいいと思われているかもしれませんが、そのメッセージをより伝わりやすくする方法があります。
- 管理者の名前
明記することで、メッセージの具体性が高まり、監視効果・抑止効果が期待できます。 - 駐車禁止の理由
なぜここで駐車をしてはいけないのかという理由を書き入れている方が、「なるほど」と納得してくれてルールを守ってもらいやすくなります。
「誰」が「何故」ここを「駐車禁止」にしたいのか、この項目を入れるだけで想いが伝わりやすくなります。
今回はその「何故」の部分の英語表記をご紹介いたしましたので、是非、お試しください。
もし、内容が少しキツイかもしれないなと気になる方は、注意書きの最後に
「Thank you for your cooperation.」
(ご協力いただきありがとうございます)
を入れると幾分か丁寧な印象になります。
まとめ:駐車禁止看板でよく使われる「英語」の表現
日本語が読めない・理解できないが故のトラブルを避けるためには、駐車禁止看板の中に英語表記が必要です。この記事が文章を決める際の参考になれば幸いです。
英語だけでなく、「うちの近所では中国語や韓国語が飛び交っている」といったケースも最近増えているように思います。弊社で対応できる言語はあいにく限られているのですが、一度ご相談くださいませ。
駐車禁止看板はの詳細は以下のページをご覧ください。