「エクセルで月極駐車場看板のデザインを作ってみたけど、イマイチ目立たない。」
「自作の駐車禁止看板が、近所の人に文字が読みにくいと言われた!」
心当たりはないでしょうか?
せっかく作った看板も読まれなければただの板。
でも、実は看板って、ちょっとしたことで読みやすくなります。
看板のデザインにはコツがあるのです!
この記事では、駐車場看板を毎日デザインしているプロが、目立って、読みやすくて、分かりやすいデザインのコツを伝授します。
駐車場看板をデザインするコツ
覚えるのはたったの4つだけ!これさえ掴めば、しっかりと目立って伝わる看板になりますので、是非参考にしてください。
【看板デザインのコツその1】看板の目的を明確にする
まずは、「看板を作製するのは何故か」その目的を明確にします。
- 月極駐車場の契約者を募集したい
- 無断駐車をなくしたい
- 駐車場で子供が遊ぶのをやめさせたい
- 来店のお客様に駐車場を案内したい
- 時間貸し料金を伝えたい e.t.c.
ここが明確でないと何を伝えている看板かが分かりにくくなります。例えばこの看板を見てください。
月極駐車場を運営していると困り事も多く、ついつい1枚の看板に色んなことを詰め込みたくなります。
お気持ちは分かりますが、契約者を募るか、無断駐車を減らすか、目的を明確にすべきです。
【看板デザインのコツその①】看板1枚につき1つの目的
上記のデザインも目的を契約者募集だけに絞ると、こんなに変わります。
【看板デザインのコツその2】文字の大小でメリハリをつける
目的が決まると、伝えたい言葉があれもこれもと湧いてきます。
例えば、月極駐車場の契約者を募る看板の場合。
- ここは月極駐車場です。
- 今、空きがあります。契約者の募集をしています。
- 月額8000円、他の駐車場より安いですよ!
- 防犯カメラを付けているので安心です。
- 不明点は電話してください。
- メールでもいいですよ。
- お気軽に連絡してください!
- ただ大型車、外車はご遠慮願います。
これを全て同じ熱量で看板に詰めるとこうなってしまいます。
人が街中を歩いていて看板を見る時間は1秒以内、と言われています。もう一瞬ですね。
だとすれば、この看板を目にしても何も読み取ることができず素通りしてしまうかもしれません。
そこで、
【看板デザインのコツその②】1番言いたいことを1番大きな文字にする!
『契約者募集』が一番伝えたい言葉なのですから、文字を大きくします。それだけで変わります。ご覧ください。
さらに、契約者を募集しているのですから空きがあるのは当然なので、ダブったテキストを削ります。
また、「安い!」かどうかはお客様が決めることですし、他に安い駐車場があれば、「他の方が安いじゃん!」と一気に信用を失いかねません。
主観的な言葉は極力控えて、事実だけを簡潔に表記することが大切です。
これで、スッキリ読みやすい月極駐車場看板になりました!
でも、「月額料金」や「お問合せ先」は文字が小さいから見てもらえないんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが、駐車場を探している人なら、「契約者募集中」の看板を見付ければ、文字が小さくても、近づいて読んでくれます。
まずは、看板を見つけてもらわないと始まりません。
【看板デザインのコツその3】イラストで7倍の情報量
文字を大きくする方法を説明しましたが、もっと早く駐車場であることを知らせる方法があります。
先述しましたが、通り過ぎる人が看板を見る時間は1秒です。その中で伝えるには、イラストや記号を使うと効果的です!
イラストの情報量は文字の7倍と言われています。例えばこれを見てください。
二つは同じ内容をテキストにしているかイラストにしているかの違いです。イラストの理解の速さがお分かりいただけたのではないでしょうか?
【看板デザインのコツその③】イラストや記号を使う
車のイラストを使えば、それだけで駐車場の事だと分かりますね。さらに、駐車場には便利なマークがあります。
「P」マークです!
大きく「P」と入れるだけで、駐車場だと認識が出来ます。これを使わない手はありません。「月極P空あり」だけで、「月極駐車場で空きがあります、契約者を募集しています」ということが分かります。
先ほどの文字だけの看板より、圧倒的に早い時間で何の看板か理解できます。
【看板デザインのコツその4】赤色を使って目を惹く
4つめのコツは、目に飛び込む看板にするために、色の中で一番目立つ『赤色』を使うこと。
「赤色がなぜ目立つか?!」は、こちらのブログで詳しく説明していますので、興味のある方はご覧ください。
要は、一番言いたい一番大きな文字を赤色にするだけです!
百聞は一見に如かず、先ほどの看板の「空あり」を赤色にしてみるとこんな感じ。
【看板デザインのコツその④】訴求ポイントには赤色
赤色の面積が多い方が看板自体は目立ちますが、文字を読ませたい場合は、文字を赤色にする方がメッセージが伝わりやすいです。
赤色には『危険』『禁止』という意味合いがあるので、『駐車禁止看板』や『注意看板』であれば、赤色の面積が多い方が有効です。
見るからに何かを訴えている看板ですよね。特に赤色、黄色、黒色の配色は目立ちますので、上手く使えばよく目立つ看板になります。
「上手く使えば」って、上手く使えないから困ってるんだよ!
そんなあなたのために、駐車場看板のデザインに関して無料相談受付中です!お気軽にこちらからご相談ください。
コツをうまく使った駐車場看板のデザイン集
上記の看板デザインのコツを上手く使ったデザイン事例を5つご紹介します。
シンプルかつメリハリのある例
シンプルで分かりやすいですね!赤色の『空あり』がよく効いていて、目につく看板です。だからと言って目立ち過ぎず、青と白のコントラストが上品です。
『月極駐車場』は文字の大きさで、『空あり』は赤色で目立たせているので、お互いが邪魔をして読みにくくなることがありません。月極駐車場看板のお手本のようなデザインです。
赤色とイラストをうまく使った例
住宅街にある月極駐車場看板です。全体的に赤色で目立っていますね。
生活の移動が車という地域では、看板自体が目立つ必要があります。車を運転している人が看板に目をとどめている時間は0.3秒以下と言われています。
その状況では、イラストが効果を発揮します!一瞬で駐車場だと分かるからです。その上で『空有り』の文字が効いてくるので、車で横を通っても、何の看板か分かります。
看板1枚に目的1つの例
看板1枚につき目的1つというお手本の看板の作り方です。この2枚を1枚でまとめようとすると、ごちゃごちゃとして読みにくくなりそうです。
それぞれ読ませたいターゲットは異なります。1人で両方の看板を見る訳ではなく、どちらか1枚を見ることになるので、それぞれ独立した看板の方が分かりやすいですね。
コツを抑えたユニークなデザイン例
「空」「P」だけで何の看板か理解できます。一見ユニークなデザインのようですが、しっかりコツを抑えているからです。
一番伝えたいことは赤色を使って大きく表示しているので、しっかりアピールも出来ています。
赤黄黒の目立つ配色で、遠くからでもよく分かり、他の駐車場とも差別化された良いデザインです。
イラストのパワーが分かる例
こちらは駐車禁止看板です。赤色と黄色の組み合わせでよく目立ちます。文字を読まなくてもイラストの車がプラカードを掲げて怒っているので、車を停めてはいけないことが雰囲気で伝わってきます。
雰囲気で伝えられるのはイラストならではです。
コツはなんとなく分かったけど、いざ自分でデザインをするとなると…
そんなあなたには、デザインサンプルがお勧めです!
駐車場看板ドットコムではこれらの看板のコツを踏襲したデザインサンプルを多数ご用意!お好みのデザインを選ぶだけで、それをベースに弊社デザイナーが、分かりやすい駐車場看板のデザインをご提案します。
まとめ:駐車場看板デザイン4つのコツ
駐車場に看板を掲げるのですから、何か達成したい目的があるはずです。その目的を果たす為には、内容が伝わらないと始まりません。
すなわち、分かりやすい看板が効果の出やすい看板ということです。
それには4つのデザインのコツを抑えるだけ。
- 看板1枚につき1つの目的
- 1番言いたいことを1番大きな文字にする
- イラストや記号を使う
- 訴求ポイントには赤色を
言われてみれば当たり前のことばかりかもしれませんが、いざ看板を作る段になったら人間、欲が出てしまってついついあれもこれもと入れてしまいがち。
伝わらない看板を作ってしまうと本当に勿体ない。『看板を作るときは冷静になる』というのを5つ目のコツに付け加えてもいいかもしれませんね。
今回ご紹介した4つ、いや5つのコツをうまく使って、分かりやすい伝わりやすい駐車場看板を一緒に作りましょう!