人の流れが激しく、車通りの多い休日は【空車】の文字を目指して、コインパーキングを探します。一方、比較的空いている平日は【料金】で比較することが多いでしょう。
コンスタントに集客するためには、確かに料金設定も大切ですが、それがまず伝わるかどうか、が鍵と言えます。それには、コインパーキングの看板が目立っていないとだめですよね。
このブログでは、色にフォーカスしながら、『目立つコインパーキング看板の秘密』を解説します。色を上手に使って、常に満車のコインパーキングを目指しましょう!
コインパーキング看板を目立たせるために知っておきたいこと
駅前のコインパーキング看板はどれも目立つものばかりです。その中で差別化を図るには何が重要なのでしょうか。
ズバリ!【色の使い方】と【組み合わせ】が鍵を握ります。
一番目立つ色
結論から申しますと、一番目立つ色は『赤色』です。それを説明する上で、光の話は欠かせません。
太陽から発せられた光は、物体に当たり反射。その光を見て、人は色として認識します。物体によって反射する光が違うので、それぞれ違う色で見えるというわけです。
例えば、青色の要素を反射している物体は青色に見えます。難しいですね(笑)
光には波長があり、その長さによって色が変わります。人間の目で見える光は『可視光線』と言われる範囲です。下の図をご覧ください。
青色から赤色になるにつれ、波長が長くなります。
光は空気中を進んで人間の目にたどり着くのですが、空気中には目には見えないほど小さな塵や埃がたくさん舞っています。波長が短いと塵や埃にぶつかりやすくなり拡散し、遠くまで届きにくいのですが、長いと遠くまで届きやすくなります。
可視光線の中で一番波長の長い赤色が、色の中で一番遠くまで届きやすい。つまり、離れた場所からでも見えやすく、一番目立つという訳です。
周りとのバランスが大切
赤色を使えば目立つ看板が出来るのか?と言うとそうとも限りません。確かに、山の中にオレンジ色の旗があればよく目立ちます。ですが、紅葉の中ではいかがでしょうか?
まぎれてしまって目立ちませんよね?
結論、周囲の色との兼ね合いが重要ということです。赤色が周りにある環境で、赤色の看板を出しても目立ちません。特にコインパーキングが併設されているところでは、似通った色の看板が並んでいるので、注意が必要です。
色の差を使った配色術
「結局どうすればよいの?」というお声が聞こえてきそうです。
看板を設置する場所に無い色を使えばいい、ということが分かったとしても、設置場所をイメージしながらデザインするのは難しいですよね。設置した後に、周りの環境が変わる可能性もあります。
では、どうすればいいのか!?
ポイントは『色の差』を利用すること。デザインの中で『差』を作ってしまえば、周りの色に影響されにくくなります。具体的に紹介しますね。
明度の差を利用する
明るい色と暗い色を組み合わせると、お互いの色がはっきりと分かります。
例えば白地に黒文字の看板は文字が読みやすいですよね?それは、最も明るい色の『白』と最も暗い色の『黒』の組み合わせだからです。特に目立たせたい文字は明るさの差を意識して配色すれば、読み取りやすくなります。
色相の差を利用する
『色相環』を使います。おそらく中学校の美術の時間で、見た記憶があるのではないでしょうか?
隣り合う色は似た色で、離れれば離れるほど色相に差が生まれます。この差を利用するのです。正反対の位置にある色同士を『補色の関係』といいます。
一般に補色を使った配色は目立つと言われていますが、使いすぎるとチカチカして逆に見えづらくなることも。指し色として少量使ったり、少しずらした色を使うのがお勧めです。
目立つコインパーキング看板デザイン5選
駐車場看板.comにはあらかじめデザイナーが作ったデザインサンプルがあります。お好みのデザインを選んで文字を変えるだけですぐにオリジナルのコインパーキング看板が出来るという優れものです。
上で説明したことを考えながら一からデザインするのも難しいと思いますので、ぜひこのデザインサンプルをご利用頂きたいです。
ここでは、中でも特に目立つデザインを5つ選んでみました。
とにかく目立たせたい
赤色をふんだんに使ったデザインで、大きめの文字が読みやすいですね。赤色に対して補色ではないのですが、赤色より明るい白と黄色を文字に使った明度差を利用しています。
色の差がはっきりしているのと、文字が大きいということが読みやすさにつながり、文字の目立つデザインになっています。
文字をしっかり読ませたい
黄色は色の中で一番明るい色なので、目に飛び込んできますね。明るいバックの色に対して、文字は暗めの赤色、黒色を使用しているので明度差が生まれています。
しかも価格がしっかり大きく表示されていて、他の文字とのメリハリがあり、文字だけの看板なのに読みにくさを感じません。
コインパーキングの看板は表示しないといけない項目も多く、文字ばかりになりがちですが色とサイズでメリハリをつければ、分かりやすい看板になります。
時間帯によって金額を分けたい
背景にピンクを使い、黄色と黒色でコントラストをつけているデザインです。ピンクの補色は緑なのですが、緑の隣の黄色を使っても、補色と似た効果は得られます。
完全な補色を使うと目立つのですが、目立ち過ぎることもあるので、あえて少しずらすこともよくあります。
明るいピンク、黄色の中で黒色を使うことでコントラストがつきデザインが締まっています。お互いの色がそれぞれを持ち上げているデザインといったところでしょうか。
カラフルにしたい
こちらは補色を使ったデザインサンプルです。赤の補色として緑色や黄緑色、黄色の補色として藍色を使っています。二組の補色を使ったよく目立つ配色です。
四つの色を色相環で見ると、ちょうど正方形を形作るので専門的には『テトラード配色』と言って、調和のとれた配色です。
他と差別化したい
全体的にグレーを使うことで、周囲の影響を受けにくくなり、文字の赤色が本来の目立つ色となって活躍してくれます。
バックに色味がないので、コインのイラストやカラフルな車のイラストも邪魔にならずにまとまっています。
まとめ:他社より目立つ!コインパーキング看板のデザイン5選
コインパーキングは看板以外にも出入り口にある黄色と黒の昇降バー、停まっている車や、自販機等、様々な色が混在する場所です。
あまり賑やかなデザインをするよりも、シンプルな周囲の影響を受けずらいデザインの方が良いかもしれませんね。
設置場所のお写真をお送りいただければ、弊社デザイナーがふさわしい色でデザインを提案することも出来ますので、ご遠慮なくご相談ください。