前回のブログで、お客様駐車場看板は「見やすさ」「読みやすさ」「分かりやすさ」が大切というお話をしました。
そもそも看板には、お店や商品の情報を「通行人に伝える」という役割があります。基本的に、駐車場看板は歩行中や運転中など、動いている状況の人が見ることが多いものですので、お店や商品の名前・業種、営業時間などの詳細が”瞬時に理解しやすい”ということが非常に大切です。
お客様にお店の情報を知ってもらい、さらに興味を持ってもらうデザインにするには、
- 配色
- 文字のサイズ
- フォントの組み合わせ
を工夫することが大切でした。
Aのデザインに比べて、Bのデザインの方が読み取りやすいですよね。今回は、看板デザインにさらに”あるもの”を加えて、より早く、伝えたい情報を認識してもらえるものに変化させてみたいと思います。
イラストはテキストの7倍の情報量
突然ですが、もし”りんご”という情報をすぐに誰かに伝えたい場合、あなたはどのようにして、それを表現しますか?シンプルにひらがなで”りんご”と入れるのもいいかもしれませんね。
この場合、”りんご”の表現のために、3つの文字(テキスト)を使用する必要があります。
漢字だと「林檎」。
こちらは2つの文字(テキスト)で済みますが、幼い子どもには読めないかもしれません。
それでは、こちらはいかがでしょうか?
1つのイラストだけで”りんご“を表現することができました。
しかもイラストであれば、「赤いりんご」「青いりんご」「かじられた赤いりんご」といったりんごの状況まで、たった1つのイラストだけで詳しく伝えることができます。
ずばり、看板デザインに加えると良い”あるもの”とは「イラスト」のことです。画像はテキストの7倍もの情報を伝えることが出来ると言います。イラストも画像の一種なので、同じような情報量を持ち合わせているのですね。
世の中のイラスト
イラストが、テキストよりも多くの情報を伝えられる特性を生かして生まれたものは、世の中にたくさんあります。
LINEのスタンプ機能
LINEでやり取りをするときに、スタンプ機能を使った方が分かりやすく、早く理解できることはないですか?それは、やはりテキストに比べてイラスト(スタンプ)の方が、感情や状況を詳しく伝えることができるからです。LINEスタンプのおかげで複雑な人間の気持ちを、差異なく相手に伝えることができます。
また、文章だけだとどうしても堅苦しく冷たい印象を与えてしまうことがありますが、スタンプ機能があることで、マイルドな印象に変えられる利点もあります。
言葉だけで「ん?」とあると冷たい印象を与えますが、スタンプがあると可愛らしく、和やかな雰囲気に変える事ができます。
ピクトグラム
また、皆さまも普段の生活で、このようなイラストはよく見かけられると思います。
これらはピクトグラムといって、物や生き物・人間の行動などを簡単に図式化したものとなります。
言語は国によって異なりますので、どうしても言葉の壁は乗り越えにくい部分が多々あります。
その点イラストは万国共通です。
東京2020オリンピック開会式の演出でも話題となったピクトグラム。
実はピクトグラムは「文章を読む習慣のないような人に、複雑な社会や経済の情勢をわかりやすく伝えるため」に考え出されたものだと言われています。
ここからも、イラストがテキストに比べて、より多くの人に理解されやすく伝わりやすいということが分かりますね。
道路標識
その他、こちらも皆さまが普段の生活で、よく目にされることが多いものではないでしょうか?
道路に記された「標示」や、道に立てられている「標識」です。これらもイラストを使用したものが非常に多いです。運転される方ならお分かりかと思いますが、車に乗りながら看板の文字を読むのって意外と難しいですよね。ですので、道路の標識にも、注意喚起をイラストで、分かりやすく表現したものが多いのです。
こんな標識が多数あるということは、やはり文字よりもイラストの方が内容が伝わるという何よりの証拠ですね!
お客様駐車場看板をおしゃれにするイラスト
以上の事柄から、看板にイラストを入れることは
- 内容が伝わりやすい
- アイキャッチになる
- おしゃれな看板をつくりやすい
につながるということになります。
↑こちらは、それぞれが駐輪場と駐車場を表していることが一目で分かります。矢印の方向から左側に駐輪および駐車できるスペースがあることが分かりますね。
イラストでお店の売りをアピール
↑こちらは矢印の使い方を応用して第2駐車場までの道を地図やイラスト入りで分かりやすくしたお客様駐車場看板のデザインです。第2駐車場があること、それがどこにあるのかが分かるだけでなく、さり気ない珈琲やミモザのイラストがGood!
看板を見るだけで、アンティークでおしゃれな雰囲気漂うお店なのかな?と想像が湧きませんか?イラストがあるだけで”珈琲”が売りのカフェなのだと、ひと目で分かります。
↑見るからにコーヒー屋さんだとわかりますし、こだわってそうですよね。お店の雰囲気と合わせるとさらに効果はアップします。駐車場看板からも「美味しい」雰囲気を演出することはとっても大切ですね。珈琲好きを、お客様駐車場看板から呼び込んでみましょう。
以上の看板デザインをご覧いただいて
文字だけの看板に比べて、見やすさや理解のしやすさが増したと思いませんか?
イラストは気持ちも伝える
イラストを入れて分かりやすくなるのは、お店の場所や提供する商品だけではありません。
感謝の気持ちもイラストを入れて伝えてみませんか?
頭を下げているイラストは、店主さんからお客さんに対しての「ご来店ありがとうございます」の気持ちを表しています。イラストが入っていることで、より親近感が湧きます。「このお店は良くしてくれるから、次も是非利用したい!」という気持ちが芽生えますね。
まとめ:お客様駐車場看板はイラストを入れるだけでおしゃれに変身
私たちは日頃の生活の中でたくさんの情報を受け取っています。自分に必要かそうじゃないか、無意識レベルで取捨選択をしています。ですので、文字だけの駐車場看板が目に入ったとしても「読む」という意識をしないとなかなか内容を把握することができません。
ですが、イラストが1つ入っているだけで、思わず視線がそちらに向かいますし、テキストよりも7倍の情報を発信しているので、内容が自然に入り込みます。是非イラスト入りのお客様駐車場看板で、もっとたくさんのお客さんに興味・関心を持ってもらいましょう!
おしゃれで読みやすく、お店の情報を瞬時に理解してもらいやすい
集客効果の高い看板を一緒に作っていきましょうね。
ご入用の商品ございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
以上、駐車場看板.comの小林でした。
もし、デザインについてのご質問等ございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。