「コンビニの本部から、駐車場の注意看板を支給されているものの、イマイチ効果がない」「アイドリングによる排気ガス問題から音楽や話し声がうるさいといった騒音まで、近隣住民からのクレームが尽きない」
このようなお悩みはありませんか?
これを防ぐためには、看板を使ってルールを明示するだけでなく、お客様にしっかりと伝わるデザインにすることが大切です。
この記事では、地域から愛されるコンビニエンスストアにするために、駐車場で効果的な注意看板をご紹介します。
効果があった注意看板のデザイン事例
「看板を掲げたくらいで効果が出るとは思わない」と感じている方もいると思いますので、まずは実際にあった注意看板の成功事例をご紹介します。
コンビニではないのですが、株式会社備繕 様の事例です。
駐車場内でバイクの解体や放置が続いたことで、近隣の方から苦情が出てしまい、警察より注意を受けたそうです。警告の掲示物を設置するよう指導があり、駐車場看板を設置しました。
インパクトのあるデザインですね。入ってはいけないことが直感で分かります。
実際に設置された写真がこちらです。
この注意看板を駐車場に設置してから、迷惑行為は一切なくなったそうです。
「減りました」ではなく「一切なくなった」なんて、すごいですよね!
「直感的に分かるデザイン」だったことが一番のポイントだと思いますが、この事例から分かる成功の秘訣すなわち注意看板に必要な要素を詳しくみていきます。
注意看板はインパクトと分かりやすさが重要
コンビニの駐車場で注意喚起を促す時に大切なことは以下の2点です。
・気づいてもらえるインパクト ・メッセージの分かり易さ
どうすれば気づいてもらえるだけのインパクトを出せるのか、どうしたら伝えたいメッセージが理解されやすくなるのか。それぞれ説明します。
警告色と禁止色
工事現場や踏切といった場所で使われている「黄色」と「黒」。町を歩いているとこの色はパッと目に飛び込んでくると思いませんか?
それは「警告色」と言って危険を知らせる配色だからです。JIS(日本産業規格)によって明確に規定されています。
規定されているから目立つ訳ではありません。
この配色は実は自然界にあるもので、毒を持っている生物によく見られます。「自分を食べると危険だよ!」と警告しているのです。
黄色と黒色はただ単に目立つ訳ではなく、本能的に危険だと感じる色なわけですね。この配色を上手く利用すると目立つ看板が作れます。
さらに「警告」よりも強い「禁止」の意味を持つ色が「赤」です。救急車や消防車を思い浮かべてください。屋根についている赤色灯は遠くからでもよく分かりますよね。
赤色は一番目立つ色なので、緊急や禁止を知らせる色として採用されています。
「警告色」と「禁止色」。これらの色を使ってデザインをすれば、気づいてもらえる大前提となるインパクトを出すことが出来ます。
イラストを使えば一目瞭然
目立たせて気づいてもらうだけでは不十分で、メッセージが伝わることも重要。
そのためには長い文章でくどくど説明するよりもイラストがあれば一目瞭然です。「~しないでください」という文字よりも赤色のバッテンがあるだけで「ダメなんだ」と瞬時に理解が出来ます。
絵や画像は文字よりも10倍伝わりやすいと言われているので、注意看板には必須の存在です。
注意喚起の看板には、『ピクトグラム』というイラストを簡略化した記号も効果的です。標識にも使われていますし、世界共通のものなので、日本語が分からない外国人にも伝わります。
駐車場看板.comではピクトグラム集のページをご用意しています↓↓↓
コンビニ駐車場の注意喚起に効果的なデザイン
上記の配色とイラストをうまく利用した配色だったので、効果を出せたのではないかと当社では分析しています。お困りの問題に合わせた注意書きを作ったのも成功のポイントでしょう。
今回は「立ち入り禁止」の看板でしたが、駐車場看板.comではその他多数のデザインサンプルを用意しています!起きている問題に合わせて、最適な注意看板を作ることをお勧めします。
せっかくですから、他の注意事項のデザインもご紹介します。
アイドリングストップ
コンビニの駐車場で車を停めてしまった後、ほとんどの人が目線をスマホに向けています。ですので、駐車場に入った瞬間が勝負。すぐに視線に入る【赤・黄・黒】の配色が有効です。
騒音に対する注意看板には、「赤ちゃん」のイラストや画像も効果的なんですよ!赤ちゃんの寝ている姿を見るだけで、「静かにしよう」という気持ちが働くからです。
詳しくは「注意事項が優しく伝わる!?目を引く駐車場看板の作り方」をご参照ください。
前向き駐車
「前向き駐車」を間違えて理解している人は多いです。
本来は頭から駐車スペースに入れて駐車してくださいという意味ですが、バックで駐車が正解と思われている方もいます。確かに、出庫する時は前向きになりますからね。
そんな勘違いを防ぐために、文字だけではなく、しっかりとイラストを入れて、頭から駐車することを示すことが大切です。
前向き駐車に関しては、駐車をしようとしている時に警告をしたいので、各駐車スペースに看板やプレートを設置すると効果的です。
ポイ捨て禁止
赤・黄・黒とピクトグラムを組み合わせると効果的。文字がなくても視覚的に伝わるので、外国人にも伝わります。
こういった看板を有効活用して、ゴミのない綺麗な駐車場を目指しましょう!
出入り口につき駐車禁止
運転免許を持っている人なら「駐車禁止」マークを見ただけでその意味が分かるでしょう。警告色と合わせて使えば効果倍増です!
駐車禁止に関しては、パネル型の看板よりも、置いて使うスタンド型の看板がお勧め!物理的に無断駐車を阻止することが出来ます。
コンビニ駐車場に効果的な注意看板:まとめ
コンビニエンスストアは便利だからこそ、様々な人が集まる場所。だからこそ注意喚起の駐車場看板は、どんな人でも伝わるデザインを心掛けましょう。
上記以外にも「防犯カメラ作動中」や「ゆずり合い駐車場」といったデザインサンプルもご用意しております。デザイナーが「通行人に気づいてもらい、かつ内容が伝わるデザイン」を意識して作っていますので、配色に悩む心配がありません。是非一度ご覧になってください。