駐車場でのアイドリングは、騒音や排気ガスにより近隣の方々に迷惑をかけてしまいます。そのため、駐車場管理者にとって、アイドリングを防ぐ工夫は欠かせません。
対策の一つとして「アイドリングストップ看板」の設置は非常に効果的ですが、ただ設置するだけでは十分な効果を得られない場合があります。実は、看板の効果を最大限に引き出すには、設置場所や方法が重要なのです。
一般的な駐車場看板(月極駐車場やお客様駐車場、駐車禁止など)は、駐車する前の人をターゲットとしています。一方で、アイドリングストップ看板は、すでに駐車した人をターゲットにしているという点が大きく異なります。
この違いを理解せずに設置すると、せっかくのメッセージが効果的に伝わらないこともあります。そこで、この記事では、アイドリングストップ看板の「効果的なデザイン」、「効果的な設置場所」と「設置方法」について詳しく解説します。
効果のあるデザイン8選
いくらアイドリングストップ看板を良い場所に設置しても、分かりにくい看板だと効果は期待できません。
まずは、分かりやすくて効果の高いデザインを8つご紹介します。
アイドリング中の車のイラストに大きくバツ印と「Stop!」の文字。それだけで何の看板かすぐに分かります。離れた場所でも見えやすいデザインです。
アイドリングストップのマークに目が行きます。その横の「アイドリングSTOP」に青文字を使っているので、威圧感がなく、受け入れやすいデザインです。
こちらもイラスト入りで分かりやすいデザインです。カラフルな配色が目を惹きます。POP体を使用していて楽し気で、見ていて嫌な気分がありません。
赤、黄、黒の組み合わせは、配色の中でも一番目立つといわれています。その上、爆弾マークを使用しているので、遠くからでもよく目立つデザインです。
全体的に赤色を使っていてよく目立つ看板です。イラストを見ていると、アイドリングをしている自分が、周りの人に迷惑をかけている気分になりますね。
車のイラストに目がいきます。黄色と黒色は工事現場でも使われる、注意を引く配色なので余計に目立ちます。ついつい吹き出しの文字を読んでしまいます。
文字も少なくシンプルではありますが、グリーンの背景から自然を連想するので、環境保護という言葉が頭をよぎります。人の心理へ訴えるデザインです。
むやみに「アイドリングはダメ!」と言うわけではなく、「環境を大切にしたい」という理由を伝えることで、受け入れてもらいやすくなるデザインです。
アイドリングストップ看板の効果的な設置場所
デザインが決まったなら看板の設置です!
ただし、どこにつけても効果がある訳ではありません。駐車場に看板を設置する場合、設置しやすい場所を選びがちです。例えば下の画像の場所に設置をするとどうなるでしょうか?
確かに作業がしやすく設置しやすい場所ではあります。ですが車が駐まると看板が見えなくなってしまいます。車が駐まっているときに効果を発揮してもらわないといけないのに、これでは看板を設置している意味がありません。
ではどこがいいのか、この章では、効果の高い設置場所を3つ紹介します。
駐車場の側面
車がすべて埋まった状態でも見える場所が理想ですので、駐車スペースと反対側の壁やフェンスが理想です。車を駐めた状態で運転手からよく見えます。アイドリングをしている方に一番見せたい看板ですからね。
正面に壁がない場合は、側面に設置しましょう。
いずれにせよ、車が駐車していても確認出来る位置を探して設置しましょう。
駐車場の入口
駐車場の入り口では、運転手は間違って他の駐車場に入らないよう注意深く確認しているため、看板の内容にも自然と目が向きます。このとき、「アイドリングストップ」という看板があれば目に留まりやすくなります。
さらに、車を駐車した後も「エンジンを切らなければ」と意識するきっかけになるでしょう。
また、入口に看板を設置することによって、「ここの駐車場はきちんとアイドリングへの対策をしている」という印象を近隣の方に与えることができます。
建物の入口や歩行者通路
アイドリングが発生する場面として、病院で待ち時間を過ごしているときや、スーパーなどで奥さんの買い物を待っているときが多いのではないでしょうか。
また、一度建物に入り、その後車に戻って待機するケースもよく見られます。そのため、建物の入り口付近に「アイドリングストップ」の看板を設置することは効果的です。
特に、車を降りて歩いている状態では看板の文字が視界に入りやすく、内容を読んでもらいやすくなります。
アイドリングストップ看板の設置方法
デザインと設置場所が決まれば、後は看板を取り付けるだけです。この章では、よくある看板の設置方法をご紹介します。
フェンスに取り付ける
駐車場に看板を設置する場所としては、多くの場合がフェンスだと思います。
フェンスへ看板を設置する場合、看板の材料にはアルミ合板3mm厚がお勧めです。腰がある素材なので、たわむことなく真っすぐ綺麗に設置が出来ます。
針金か結束バンドで設置が出来ますが、針金の先端が飛び出ていると、通行人に引っ掛かることもあり危険です。という理由から、駐車場看板.comで結束バンドをお勧めしています。
設置方法はこちらでご確認ください。
ブロック塀に貼り付ける
ブロック塀に看板を設置する場合、強接着の両面テープか、コンクリートボンドがお勧めです。
当店の両面テープは「3M強力両面テープ 外壁面用」という粘着の強いものを使用しておりますので、屋外で使用しても問題ございません。ご注文時に注文フォームでお選びいただけます。
駐車場看板の裏面に両面テープをつけてもらえますか?
https://www.parking-kanban.com/faq/detail/1230
コンクリートボンドは樹脂製のもので、圧着させるタイプです。壁に貼り付けるので、看板の材料は塩ビ1mm厚でもアルミ合板3mm厚でも問題ございません。
コンクリートボンドの使用方法はこちらの動画をご参照ください。
看板フックを使う
ブロック塀に看板を設置する場合はボンドやビス止めが確実ではありますが、アイドリングストップ看板の場合は、効果のある場所を見極めながらいろいろ試してみたいところです。
看板の設置をしてみたものの、イマイチ効果が薄い場合は、位置を変えたくなります。その際に移動させやすいのが『看板フック』です。
ボンドもビスも使いませんので、看板を外した跡も残りません。
設置方法はこちらの動画をご覧ください。
脚付きアルミ枠を使って設置する
フェンスもコンクリート壁も何もない場合は、脚付アルミ枠・コンクリート立て台セットをお勧めします。
看板と合わせてご購入いただければ、セットした状態でお届けするので、コンクリート立て台に脚を差し込むだけで簡単に設置することが出来ます。
フェンスに設置したものの、位置が低くて見えにくい場合は、脚付アルミ枠を使って看板の位置を高くする方法もあります。その場合は、コンクリート立て台を使わなくても結束バンドロングタイプを使えば、括りつけて設置させることができます。
アイドリングストップ看板の価格
サイズは駐車場に合わせてご自由にお選びいただけますが、よく出る3サイズの価格を下にまとめました。
材料/サイズ | 1200×910mm | 910×600mm | 600×450mm |
---|---|---|---|
塩ビ1mm厚 | 13,250円 | 9,600円 | 7,250円 |
アルミ合板3mm厚 | 13,700円 | 9,900円 | 7,450円 |
※複数枚ご購入いただくとお得になります。
※価格は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
駐車している車からよく見えるサイズでお選びください。サイズに関しましてはこちらのブログをご参照ください。
アイドリングストップ看板の納期
アイドリングストップ看板はご注文いただいた後、デザインの打ち合わせをします。修正は何度でも無料ですので、ご納得いくデザインに仕上げることが出来ます。原稿が確定しましたら6営業日後(土日祝は含みません)に弊社を出荷いたします。
到着までにかかる日数の目安はこちらをご覧ください。
お急ぎの場合は、『特急便』という、原稿確定後3日後に出荷できるプランもございます。詳しくはこちらをご覧ください。
『アイドリングストップ看板』の簡単設置ガイド:まとめ
運転手は必要な情報を得るためには、自分から看板を探して内容を確認しようとします。しかし、注意を促す看板は運転手にとって優先度が低いため、しっかりアピールしなければ読んでもらえません。
また、アイドリングストップ看板は、一般的な駐車場看板とは違って、すでに駐車した人をターゲットにしているという点を理解しておくことも大切です。
それにはデザインはもちろんですが、読んでもらえる場所に看板を設置することも大切です。
- 車が駐車されている状態でも看板が見える場所
- 駐車場に入ってくる時に必ず確認するような入口付近
- 車を駐めて建物に入ろうとする場所
この記事を参考にして効果的なデザイン、効果的な場所に看板を設置をして、アイドリングのないクリーンな駐車場を目指してください!分からないことがあれば、些細なことでも是非ご相談ください。